みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
方々で金木犀の開花情報を目にしますが、わたくしの生活圏内では夏に無残な刈り込みをされてしまい葉も花もカスカスの古木のみがあるばかりで、なかなか満開は拝めておりません。
思えば彼岸花も群生地が護岸工事で埋め立てられてしばらく、あまり見かけることもなくなってしまいました。
あとはもうススキと紅葉が見られればかろうじて秋という具合ですね。
紅葉もなかなかタイミング良い頃合いが難しくて、すぐ青葉から枯茶色になってしまいがち。
秋、あまりにも難しい。
▶ハンサム落語
先日、フォロワーのしゅんさんのご厚意でハンサム落語を一緒に観劇してまいりました。
役者の谷口賢志さんと宮下雄也さんが出られるということで、夏頃発表されたあたりからかなり気になっていたイベントでした。
御存知、舞台戦国BASARA俳優。
谷口さんは明智天海、宮下さんは小早川を演じてらした方々です。
舞ばさが10年近く前のことなのでこのペアでの観劇はまさに千載一遇、しかも東京ではなく大阪で!
今年何か確変入ってますの!?
梅玉丈も三年くらいぶりに年末南座にいらしてくださるので……この機会、逃すまじか。
コロナで様々なものが吹き飛びましたし、その分のエネルギーをようやく地方に届けようとしてくださっているのかもしれませんね。ありがたい。
落語を観るのは初めてなので、どういうものかもあまりよくわかっていなかったのですが、あれは役者さんが素のままで(役の化粧や格好をしていない状態で)始まるんですね。
演目は4つ、『看板のピン』『人情八百屋』『大工調べ』『文七元結』。
わたくしが観た回では、この二番目四番目を、華美で大変渋く顔の良い谷口さんと、恰幅が良くなり存在感と貫禄が増した宮下さんペアが演じました。
どちらの演目も夫婦役がありまして、女房役を谷口さんが演じられていまして、これがまた公式サイトの通り大変恰好良い男性の見た目でありながらめちゃくちゃ『女房』でした。
髭面の渋イケオジが違和感なく女性に見えるんです……わたくしがたまに観る歌舞伎でも女形があるので、男性が女性を演じること自体に不思議はないのですが、歌舞伎は女性の化粧から服装しぐさ全部視覚でわかるようになっているので、落語の話し方や身振り演技でここまで自然に見えるというのは相当にすごいことなのでは、と後からじわじわ圧倒されています。
恰好良い谷口さんは他にもちょっとだけ他作品で拝見しておりましたが、今回舞台でこうした趣向のものを観劇できて本当に良かったです。
宮下さんも気っぷのいい江戸っ子ぶりで、見ていて大変痛快でした。
性根の良い八百屋さんと、博打でスってどうしようもなくなった酒屋のおっさん役をされたのですが、どちらもとてもよく似合っていて、機会があれば是非とも他の公演を観たいなと思いました。
あと嬉しかったのが、お二人は他にも共演が多いらしく付き合いが長いとのことなのですが、今回観た回でちらっとだけ戦国BASARAのときのねたを拾ってくださったんです。
10年前後昔の話ですよ。
それがめちゃくちゃ嬉しくて嬉しくて……ド下ネタのボラギノールだけど……烏城推しの身として、こんな嬉しいことはありません。
他、加藤良輔さんと米原幸佑さんの演目もとても良かった。
米原さんの方がどちらかというとお顔立ちが可愛らしい印象だったのですが、観た回では加藤さんの方が愛嬌ある役柄で米原さんの方がキリリと締める方が多かったので、やっぱりこういうところがお芝居の面白いところですね。
他の俳優さんがたに全く詳しくないので楽しめるか不安もありましたが、全然心配いりませんでした。
いっぱい笑わせてもらって、本当に楽しかったです。
▶ざっくり近況
しゅんさんと対面でいろいろなお話をさせてもらって改めて気付かされたのですが、ひとと好きなものへの思いを共有しておしゃべりすることってとても心の栄養になりますね。
同人誌即売会に出るひともこういうことなのかなあ、とちょっと納得しました。
前回雑記からメンタルのジェットコースターもようやく落ち着いてきて、ぺけった~の鍵もまた開けております。
相変わらずスパムはやってくるし、トレンド欄はデマや悪意のインプレッション数争いにまみれていていますが、今に始まったことではないのだし、SNSとは適度な距離感を保って過ごしていたいです。
最近はタイッツーの日常アカからTL眺めたりしています。オタクアカはなんだかんだログインしなくなっちゃった。
ぺけった~のオタクアカが沈んだらそちらに向かいますわ。
▶うぇぼお返事
・10月15日にメッセージくださった方へ
感想ありがとうございます!
どんな文章でも読んでもらえた上にこうして送ってくださるのは本当にめちゃくちゃ嬉しいです。
弟子ちゃんシリーズは本編以外は全部四方山話なので気楽に書こ~!ということでSSで濁したりしていましたね……お師匠さまの心情が語られるとすれば戦争編終盤頃かなあと思いますが、果たしてそこまで書けるかはちょっと……申し訳……!
でも確実なのは、マダラお師匠さまは厳しくて頑固で我が儘放題でどうしようもなく理想を求め続ける孤高の老人ですが、弟子ちゃんのことはちゃんと大事に思っていることです。
大事なので自らの輪廻転生の入れ物予定にせず写輪眼保管庫番をさせていますが、不幸なことに弟子ちゃんにもお師匠さま譲りの頑固とうちは一族特有の思い込んだらストレート爆走もう振り向かない止まれない気質が受け継がれていますので、現役弟子ちゃんはいろいろ強く勘違いしたままなんですね……えへへ……